こんにちは!
ロールクリニック表参道、美容外科医・形成外科専門医の平井です。
今回は
「えらボトックス」
のご紹介をしていきたいと思います。
「角ばった顔から卵型の輪郭に変わりたい!」「韓流アイドルみたいなシャープなフェイスラインが憧れ!」といったご希望は、小顔治療をしていると非常によくお聞きします。
どんな施術でそれがかなうかは勿論ご状態によって様々なのですが、とても多くの方に当てはまり、そして数ある小顔施術の中で最も手軽にできてしまうのが「えらボトックス」です!
ボトックスはご経験のある方も、名前だけは知ってるよという方も沢山おられると思いますが、せっかくなのでどんなお薬なのか、というお話から😊
ボトックスは注射で用いるお薬ですが、正式には「ボツリヌストキシン」と言いまして、食中毒で有名な「ボツリヌス菌」という細菌(1歳未満の乳児にハチミツをあげてはいけない、というのもこれ)の作る「毒素」、というのが元々です。
と言うと怖そうに聞こえてしまいますが、毒なのか薬なのかは使い方次第でして(どんなお薬も間違えれば毒になったり効かなかったりします)、お薬としての利用が始まってから実はもう50年ほど経ちます。
その中で、どう使えば有効で安全かというのは確立されたお話なのでぜひご安心ください。正しく使えばリスクもごく少なく、「20世紀の薬剤の3大発明の1つ」という説があるくらいです。
このボトックス、実は使い道のなかなか広いお薬で、保険診療でもお顔のけいれんや斜視など色々な治療に使われるのですが、美容の世界での代表的な使われ方が、
①しわ治療(顔の表情じわ)
②汗治療(脇汗、手汗、頭皮の汗など)
そして「③部分やせ」
です!
「同じ薬でしわと汗と部分やせ…?」
と思われた方、医学的なセンスがおありかもしれません!
確かにこの3つ、全く関連がなさそうに見えるのですが、実は薬としてやっていることは全く同じで、「神経からの信号が届かないようブロックする」という作用の結果です🤔
少しややこしいですが、顔や体が動くのも汗をかくのも、元をたどれば脳みそからの命令が神経をつたって、筋肉や汗腺に伝わった時に起こる働きです。
ところがボトックスはその神経と筋肉や汗腺などとのつなぎ目にフタをしてしまうため、命令が伝わらなくなってこのような効果が得られます(動かそうと思っても反応せず動かない状態)。
そして筋肉というのは動かない、使われない状態が長く続くとやせていくので、それを利用して部分やせさせる、という仕組みですね。
(ちなみにえらの他にも肩や二の腕、太もも、ふくらはぎなどの部分やせでボトックスが使えます。)
さて「えらボトックス」ですが、えら=下あごの角の部分には、「咬筋(こうきん)」というモノを咬むための大きな筋肉がくっついています。
これが発達していると、いわゆる「えらの張った」、四角いホームベース型の顔立ちになってしまうため、それをボトックスでやせさせようというのが「えらボトックス」です。
えらがほっそりするだけでフェイスラインのシャープさが大きく変わります!
特に、
・歯ぎしりや食いしばり、噛みしめグセのある方
・硬いものやガムを食べるのが好きな方
・筋トレなどの運動を頑張っている方
は非常に良い適応になることが多いので要チェック!
施術自体は左右に何か所かずつ注射を打つだけなので1-2分で終わり、予防接種より軽いレベルの痛みがある程度です。
ダウンタイムも1-2か所に小さな内出血が出るかどうか、くらい。
時々「食べられなくなりませんか?」というご質問もいただきますが、よほど無茶な量を打たない限り問題ありません(多少力が入りづらい、咬んでいると早く疲れる、という方もまれにおられます)。
そしてボトックス治療全般に言えることですが、打ってから効果が完成するまで(神経のブロックが成立するまで)1-2週間かかり、切れるまでが4-6ヶ月くらいです。
ただし部分やせの場合は、筋肉が動かない状態がしばらく続く中で少しずつやせ始めるので、細くなったのを自覚するのがだいたい1ヶ月目ごろからのことが多いです。
さらにその後数ヶ月の間でじわじわやせていく、というイメージでしょうか。
1回でも必ずその分やせますし、初めての方でしたらMAXまでやせさせるのには2-3回ほどみていただければよいと思います。
また、仮に何回打ったとしても最後に打った分がやはり6ヶ月以内に切れてきますので、筋肉は必ずまた動けるようになります。
その時に歯ぎしりをはじめ咬筋に負荷のかかることをしてしまうと、再び筋肉が鍛えられて厚くなっていってしまうため、再発してしまうタイプの方だと細さをキープするのに定期的な注射が必要になる場合もあります。
写真(上)のお客さまはアラガン社(アメリカ)製のボトックスを通常の倍量で注射しました。
左:術前 右:術後3ヶ月
えらの張りが解消されてフェイスラインが整い、はっきりと小顔効果が得られています。また左右差も改善されています。
この方のように筋肉が強く発達しているとボトックスのみでこれだけの変化が出たりしますが、写真(下)のお客さまのように筋肉量が通常範囲の場合はここまでの変え幅は稼げないため、無理にボトックスのみで頑張らずに、脂肪吸引や糸リフトなど他の施術と組み合わせてトータルで形作りをした方がキレイに仕上がります。
えらボトックスは非常にリスクの低い良い施術ではありますが、打つ場所や筋肉の状態の評価がきちんとしていないと、頬をコケさせたり変な凹凸を作ったり片側だけ笑えなくなったりさせることなどあるので、正しい技術・知識の伴ったクリニックやドクターに相談しましょう。
また妊娠中や授乳中の方はボトックスが使えないので、それだけご注意を。
ご興味おありの方はぜひお気軽にご相談くださいね。
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【ご紹介施術】
全部込みで45万円(税込)の
オーダーメイド小顔整形−フル−
・顔の脂肪吸引(メーラー/ジョール/バッカルファット込み)
・糸リフト(VOVリフト6本)
・ヒアルロン酸注射(法令線orあご)
・ボトックス注射(えら)
【施術担当医師】
@lor.clinic_omotesando 技術指導医長
平井 林太郎 @lor_dr.rintaro
【可能性のあるリスクや合併症】
腫れ、内出血・血腫、痛み、凹凸、顔の動かしにくさ
【今回の費用(税込)】
えらボトックス(倍量)のみ:5万5千円
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最後までお読みくださり本当にありがとうございます。
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